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石内都展「ひろしま／ヨコスカ」が１５日から、東京の目黒区美術館で開催される。桐生出身の写真家で２００５年ベネチアビエンナーレに日本代表として参加、国際的に活躍の場を広げる石内都さん（６１）＝東京都在住＝の仕事を、初期から現在まで、資料を含め約２００点で紹介するもので、今夏大きな反響を呼んだ「ひろしま」シリーズは、広島現代美術館以来の公開となる。
The Kiryu Times

黒光りのレコードが全盛だった時代。ちょっと背伸びをして洋楽を聴こうとしたが、アーティストや曲の知識は何もない。店頭に並んだＬＰ版のジャケットだけが頼りだった▲ いわゆる「ジャケ買い」。格好良さや雰囲気に引っ張られ、ついつい手が出た。アタリハズレはあるが、音楽の知識と世界はどんどん広がってゆく。形から入るのも悪くない▲ ジャケ買いの波は書店にも押し寄せたようだ。この夏のフェアでは、往年の名作に人気俳優らを起用した限定カバーの文庫が並んだ。表紙を変えるだけで格段に部数が伸びるというから驚きだ▲ 出版元の作戦と知りつつも、思わず買ってしまった夏目漱石の「こころ」（集英社文庫）。すでに持っているし、若いころ何度も読んだ。が、うつむいた美青年と骸骨（がいこつ）が対に描かれた表紙にひかれた。漫画「ＤＥＡＴＨ ＮＯＴＥ（デスノート）」の作者小畑健さんの絵だ▲ ...
Ehime Shimbun